密室の鍵貸します (東川篤哉)/光文社文庫


しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。彼を手ひどく降った恋人・紺野由紀が背中を刺され4階から突き落とされて死亡。そして同じ夜、一緒だった先輩の茂呂耕作も、流平が気づかぬ間に浴室で刺されて殺されていたのだ。二つの事件の第一容疑者となってしまい進退窮まった流平は、元義兄の私立探偵・鵜飼杜夫のもとを訪れるのだが‥‥
(背表紙より抜粋)

前回「館島」を読んだときも思いましたが、実に油断ならない作家さんです(笑)。
重要とも思えない描写やセリフに伏線やトリックがあったりする一方で、「これは!」と思うようなところには実にしょーもない理由があったり。
タイトルからして当然密室もの、と見せかけて実は‥‥みたいな裏切りもあり。
最大のトリックに関しては「よくこんなこと思いつくなぁ」と感心するやらあきれるやらでした(笑)。
思わず犯人に(というか作者に)「なんて頭のいいアホだ!」とつっこみたくなります(笑)。
探偵や刑事のキャラクターがあまり優秀すぎないところもリアルで良かったと思います。
もうちょっとテンポが良くてもいいような気はしますが、いずれにしても作者一流の作品世界はデビュー作から健在だったのだなということがよくわかる1冊でした。

コメント

べる

No title
や、やったやった。高評価だ~^^この方の作品って、一見くだらないバカミスと見せかけて、その実きちんと本格になってる所が好きなんですよ。でも、このゆるい作風が受け付けないって人も結構いるのでKORさんにはどうかな、と思っていたのですが。ただ、このシリーズ二作目はイマイチなんですよね~^^;個人的には三作目の『完全犯罪に猫は何匹必要か?』が気に入っているのですが。ミステリとしては四作目も構成が凝っていて面白いです。以上東川宣伝部長からのお知らせでした(笑)。

香津葉

No title
KORさんは、なかなか好評価なのですね。
「館島」をちょうど読んだところで、私はいわゆる「ゆるい作風が受け付けない」感じでした^^;
でも、もう1冊ぐらい読んでみようか…。

くるみ

No title
密室モノですか、タイトルからすると。
謎解きも楽しめそうですね。要チェック☆

のん

No title
私もチェックしておきますね…^^
でも最近なかなか本を読む時間がとれなくて;;
1ページ読んだら眠くなってしまう日々が続いています。。
(ノ_-;)ハァ...

Angel

No title
のんさんと同じく、私も1頁で眠くなります(^^ゞ
こちらがデビュー作なんですね~。
“賢いアホ”と言うのが気になるので、とりあえず1冊読んでみたいです♪

KOR

No title
べるさん>ありがとうございます部長(笑)。
そういわれると2作目を読むかどうか非常に迷うところです^^;
でも性格的に2をとばして3にはいけないし‥‥(苦笑)。

KOR

No title
香津葉さん>「館島」よりは常識にかかっているかなと(笑)。
でも基本的にはゆるいです^^; おもしろいのを見つけたらまた紹介しますね。

KOR

No title
くるみさん>いやいや、タイトルにだまされてはいけませんぜ(笑)。

KOR

No title
NONさん>1日1枚というところですね(笑)。
機会があったらぜひ手にとってみていただけたらなと。

KOR

No title
angelさん>矛盾してますがそれがぴったりの表現でした^^;
独特の雰囲気があるので、angelさんのお気に召すと良いのですが★

マコ

No title
タイトルで、貸しちゃだめじゃんwって思ってしまいました^^;

KOR

No title
マコさん>その時点で密室とはいえませんよね(笑)。

香津葉

No title
トラバします。
これは合格点でしたよ^^

KOR

No title
香津葉さん>トラバありがとうございます★
私からもトラバさせてくださいませ^^
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