氷点 (三浦綾子)/朝日新聞社



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旭川の病院長・辻口啓造の妻・夏枝は、病院の医師・村井との密会中に、3歳の娘・ルリ子を誘拐され、殺害されるという不幸に遭う。ルリ子の代わりに女の子が欲しいとねだる夏枝に対して激しい怒りと妬心を抱いた啓造は、友人の産婦人科医・高木に頼みこみ、密かにルリ子を殺害した犯人の娘をもらいうける。女の子は陽子と名づけられ、夏枝の愛情を受けて育てられた――夏枝が真実を知るまでは。
 
 
「宝島」同様、友人文庫から借りた1冊。
(読んだ本の画像がなかったため、角川文庫の画像をイメージとして拝借。)
過去何度も映像化されている作品ですが、私はいずれにも触れたことがなく、今回はじめて読みました。
いやー、読みだしたらとまらない、とはこのことですね。
けっこう厚い本だったのですが、ほとんど徹夜して一気に読了しました。
正直いって、登場人物の心理・行動には「ついていけねー」と思うことがしばしばありましたが、次々起こる事件、
昼ドラのようなドロドロの展開がとにかく興味を引きます。
昔のベストセラーだけに「どうせその時の流行りもんで、今の時代には通用しないでしょ?」と軽く見ていたところがあったのですが、なかなかどうして、このサービス精神はすばらしいです。
夏枝のキャラクターがこの作品の肝だと思うのですが、まあとにかく劇的に手のひらを返してくれます。
それがまた1回や2回でないので、夏枝がだれかに好感を持つたび、「さあ手のひらを返すぞ!」とわくわく、どきどきしてみたりして(笑)。
夏枝の存在は極北ですが、基本的に登場人物はみんな身勝手で思いこみが強くて、つまりは普通の人間だったりします。
(といっても、救いとなる人物がまったく出てこないわけではないのでご安心を☆)
最後の最後まで展開が劇的で、読者を飽きさせない一流のエンタメ小説だなと思いました。

コメント

Angel

No title
タイトルは知っているものの、私も小説・映像ともに未体験です。
ドロドロの昼ドラはいまだに人気ですから、基本日本人が好きな物語なのかも(笑)
KORさんがあっという間に読了ということで、読んでみたくなりました☆

KOR

No title
angelさん>何年か前、石原さとみさんでドラマ化したときに話題になりましたよね。
お約束の継子いじめもありますので、日本人好みにばっちりはまってるんだと思います(笑)。
読みだしたらきっと止まらないですよ、ご注意を(笑)。

くるみ

No title
これは、読みました。
そして、映像化も観ました。
歴代の陽子さん、どなたも美人だなぁ~と^^
リアルタイムで観たものも石原さんだけですが(アセアセ)

KOR

No title
くるみさん>さすがですねぇ。私は完全に初見でした。
これって続編もあるんですよね。そちらは読まれましたか?

香津葉

No title
実は私もタイトルしか知らなくて、こんな内容なんだぁ、と思いました。
確かに読みだしたら止まらなさそう!
私も読んでみようかな☆

KOR

No title
香津葉さん>私も「そういえば聞いたことがあるな」という感じでした。
読みはじめたら本当に止まらないですよ。寝不足注意です(笑)。

pynchon0

No title
キャッ...!!!懐かしい...!!!

そうですか?、そんな風に思うのですネ。
何だか、面白いです^^*。
又、読んでみようかしら...;+:*★☆.;+*``!!!

KOR

No title
pynchon0さん>読まれたことがあるんですね。
はい、私はそんなふうに感じました。いい意味で裏切られた印象です。
昔読んだ本も、今読むと印象がだいぶ変わっていることでしょうね。
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