「R100」


 
                                            (画像はYAHOO!映画より)
 
あらすじ:植物状態の妻をかかえ、男手ひとつで息子を育てる片山(大森南朋)は、ミステリアスなクラブ
「ボンデージ」に入会する。それ以降、片山の日常生活に突如あらわれるボンデージ姿の女王たち。次第に
女王たちの行動はエスカレートしていき、不安に駆られた片山は退会しようとするのだが、思いがけないアク
シデントが発生し‥‥‥。
 
監督・脚本:松本人志 制作総指揮:白岩久弥 音楽:坂本秀一
 
なんだかんだいって松本監督の作品はぜんぶ映画館で見ているのですが、これについてはあまりにも評判が
よくないので、「いいか、見なくても」と思ってたのですが、友人から「ぜひ見てきてほしい」とリクエストされ、ちょうど前回もらった無料券があったので、観賞してきました。
前作の『さや侍』はいままでで一番映画っぽい映画でしたが、これはもう全然映画っぽくなかったです。
ただ世間でいわれているほど、つまらないとも最低だとも思いませんでした。
毎回同じことをいってますけど、松本さんの笑いはツッコミが入るぐらいでちょうどいいのに、映画になるとそれを徹底的に排除するので観客に伝わりにくいんですよね。
いろいろ批判はありますけど、映画の中で監督自ら演じる警察官が、被害を訴えてきた主人公に、
「でもあなたはそういうものだと知っててそのクラブに入ったわけでしょ? これが未成年なら話はちがうけど」
「プロレスラーが“想定される以上の危険な技をかけられた”といって警察に被害を訴えても、私たちは何もできないよ、それと同じ」
というシーンがありますが、これがそのまま批判への返答になるのでしょう。
私が笑ったのは、あるアクシデントが起きてクラブから「なんてことをしてくれたんだ!」と電話で責められ、
「いや、私はその人のことを見てないんだから!(だって、プレイ中でずっと目隠しされていたから)」というシーンと、クラブのCEOである外国人女性から英語で脅され、主人公がしれっとちゃんとした英語で啖呵を切るシーン(おまえ、英語しゃべれんのかい!)。
意外だったのは、題材が題材だけにもっとエロティックな描写があるのかと思ってたんですが、そういう場面が
一切なかったこと。(まあ、大森さんはしょっちゅう下着一枚になりますけど。)
実のところその部分の方が松本監督の弱点なんじゃないかと思ったりもするのですが、そういう人が作る恋愛映画なんか次回作で見てみたいような気がしました。

コメント

きまりと

No title
例の無料券ですね!

大森さんはいい人の役ばかり多いと昔は言っていたようですが、どんどん役の幅を広げている気がします。
確かに・・・エロな描写があってしかりなタイトルですもんね。
なるほど~

KOR

No title
きまりとさん>無料だったせいで腹も立たなかったのかもしれません(笑)。
大森さん、好きな俳優です。なんでも演じられる人だと思います。
エロ描写がないからといって、けして女性が見やすいわけでもないんですけどね(笑)。
非公開コメント

プロフィール

kor2019

YAHOO!ブログから引っ越してきました。

月別アーカイブ