墨攻

カタルシスがないんですよ、いくら見返りを求めないのが墨家とはいえ。

知己は奪われ、好敵手とは理解し合えず、いちばんたいせつな人は結果的に自分の策が原因で失ってしまい、勝者の栄誉や民の信望はろくでもない城主のものになる。

主人公の境遇に、この後中国史から姿を消す墨家の未来を暗示させているんでしょうね。

「理想主義者の戦争職人」というのが私の主人公評。

その甘さや精悍さをアンディ・ラウがよく表現していました。

その一方、ライバルとヒロインの造形はあんまりうまくいってなかったと思います。

いかにも主人公にあてがわれた感じが否めず。

独立して魅力的な人物に描いてくれたら大満足だったのですが、少し惜しかったです。

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